PMBOK・WBS・ガントチャートの基礎|ITパスポート試験対策
プロジェクトマネジメントの世界標準 PMBOK と、作業を分解する WBS、進捗を可視化するガントチャート・アローダイアグラムの違いをITパスポート試験向けに整理します。
PMBOKとは
PMBOK(Project Management Body of Knowledge) は、米国の PMI(Project Management Institute)が策定するプロジェクトマネジメントの世界標準ガイドです。10 の知識エリア(統合・スコープ・スケジュール・コスト・品質・資源・コミュニケーション・リスク・調達・ステークホルダー)と 5 つのプロセス群(立上げ・計画・実行・監視コントロール・終結)の組み合わせで体系化されています。ITパスポート試験では「PMBOK の知識エリア」や「プロセス群の順序」を選ばせる問題が頻出です。
WBSとは
WBS(Work Breakdown Structure) は、プロジェクトの成果物と作業を階層的に分解した図で、「大→中→小」のツリー構造をとります。最末端のノードがワークパッケージ(最小作業単位)であり、WBS 辞書で各作業の責任者と成果物を明文化します。
WBS の作り方(試験頻出)
WBS の分解は成果物指向で行い、プロセス指向にしないことが原則です。また「100% ルール」として、分解後の作業の合計が元のスコープと過不足なく一致しなければなりません。作業漏れや重複を防ぐためにレビューを実施することも、試験で確認される重要な手順です。
スケジュール管理の図表
ガントチャート
横軸を時間、縦軸を作業項目として、バーで開始から終了を表現する図です。進捗の可視化に最適ですが、作業間の依存関係を直接表現しにくい点が弱点です。
アローダイアグラム(PERT 図)
ノードがイベント、矢印が作業を示す図で、最長経路であるクリティカルパスが遅れると全体工程も遅れます。「最早開始時刻」「最遅開始時刻」「フロート(余裕時間)」の計算が頻出なので、簡単な図で一度手を動かしておくと確実です。
マイルストーンチャート
リリース日やレビュー日など重要な節目だけを示すシンプルな図です。ガントチャートやアローダイアグラムと用途の違いを問われることがあります。
ITパスポート試験での出題ポイント
用語識別(WBS と PERT の違い、ガントチャートとマイルストーンチャートの違い)と、簡単な PERT 図からクリティカルパスを求める計算問題が中心です。PMBOK の 10 知識エリアのうち「どのエリアに該当するか」を選ばせる問題も繰り返し出題されています。
関連用語
アジャイル開発は PMBOK と対比される進め方として出題されることがあり、詳細はアジャイル開発とスクラムで解説しています。ITIL はプロジェクトではなく運用フェーズの標準であり、混同しないようITIL とはで違いを確認してください。
学習のコツ
WBS は成果物指向の分解、ガントチャートは時間軸での可視化、PERT は依存関係と最長経路、と用途で区別して覚えるのが最短です。PMBOK の 10 知識エリアは頭文字で語呂合わせするとまとめて覚えやすくなります。
まとめ
「分解→図示→追跡」の道具立てを区別できれば、頻出 1〜2 問は確実に得点できます。マネジメント系を網羅的に演習するならマネジメント系まとめ、本番形式は模擬試験へ。