CRM・ERP・SCM・SFAの違い|ITパスポート試験対策
業務システムの代表 CRM(顧客関係管理)・ERP(統合基幹)・SCM(サプライチェーン)・SFA(営業支援)の役割と違いをITパスポート試験向けに整理します。
4 つの業務システム
企業の各業務領域を支援する代表的な情報システムとして、CRM・ERP・SCM・SFAの4つが知られています。ITパスポート試験では、これらの略称と対象業務の対応問題が頻出します。しっかり区別して覚えましょう。
比較表
| 略称 | 正式名称 | 対象業務 | 主目的 |
|---|---|---|---|
| CRM | Customer Relationship Management | 顧客との関係管理 | LTV 最大化 |
| ERP | Enterprise Resource Planning | 全社業務の統合管理 | 経営資源の最適化 |
| SCM | Supply Chain Management | 調達〜販売の物流連携 | 在庫最適化・納期短縮 |
| SFA | Sales Force Automation | 営業活動の支援 | 営業効率向上 |
CRM(顧客関係管理)
CRMは顧客情報を一元管理し、長期的な関係性を構築するためのシステムです。主な機能として、顧客データ、購買履歴、問い合わせ履歴、メール配信などが挙げられます。代表的なサービスにはSalesforceやHubSpotがあります。
ERP(統合基幹業務システム)
ERPは会計・人事・在庫・販売・生産など全社業務を一つのシステムで統合する統合基幹業務システムです。これによりデータ二重入力を排除し、リアルタイムで経営状況を把握できます。代表的なサービスとしてSAP、Oracle ERP、Microsoft Dynamics 365などが有名です。
SCM(サプライチェーンマネジメント)
SCMは原材料調達から製造・流通・販売までのモノと情報の流れを最適化するシステムです。在庫削減、納期短縮、需要予測の精度向上を目的としています。最近ではIoT・AIと連携した需要予測も増加しており、詳細はIoTとはで解説しています。
SFA(営業支援システム)
SFAは営業活動の進捗・案件・実績を可視化・自動化する営業支援システムです。CRMのサブセットとして提供されることも多く、商談管理や見積もり、予実管理などの機能があります。
ITパスポート試験での出題ポイント
ITパスポート試験では、4システムの略称と対象業務の対応問題がよく出題されます。ERPの「全社統合」が他システムとの最大の違いです。また、CRMとSFAの違いとして、CRMは顧客関係全般を扱うのに対し、SFAは営業活動に特化している点を押さえましょう。
過去問の典型パターン
- 「全社の経営資源を統合管理するシステムはどれか」型 → ERP
- 「サプライチェーン全体を最適化するシステムはどれか」型 → SCM
関連用語
- DX 文脈での業務システム導入(DXとは)
- ビジネスモデル(主要なビジネスモデル一覧)
学習のコツ
4つの略称は「顧客(CRM)・全社(ERP)・物流(SCM)・営業(SFA)」と紐づけると覚えやすいです。ERPは「全社統合」が一行キーワードです。SCMはモノの流れ、CRMとSFAは顧客との関わりと区別して記憶しましょう。
まとめ
4略称と対象業務を覚えれば、業務システム関連問題は確実に得点できます。ストラテジ系を網羅的に演習するならストラテジ系まとめ、本番形式は模擬試験へどうぞ。