ROE・ROA・自己資本比率|ITパスポート試験の財務指標まとめ
ROE・ROA・自己資本比率・流動比率・売上総利益率など、ITパスポート試験で頻出の財務指標の意味と計算式を整理します。
財務指標の3 分類
財務指標は収益性、安全性、効率性の三つに分類されます。収益性指標は企業がどれだけ稼げるかを示し、ROEやROA、売上総利益率が該当します。安全性指標は倒産リスクの低さを測るもので、自己資本比率や流動比率が代表的です。効率性指標には総資産回転率などがあり、資産の回転効率を評価します。ITパスポート試験では、これらの計算問題が定期的に出題されます。
収益性指標
ROE(自己資本利益率)
計算式は当期純利益 ÷ 自己資本 × 100で、株主から見た投資効率を示します。一般的に10%以上が良いとされています。例えば、純利益5億円、自己資本50億円の場合、ROEは10%になります。
ROA(総資産利益率)
計算式は当期純利益 ÷ 総資産 × 100で、資産全体の活用度を示します。負債も含めた全資産での効率を測るため、基本的にROAはROEより低くなります。負債を活用することでROEが押し上げられるためです。
売上総利益率(粗利率)
計算式は売上総利益 ÷ 売上高 × 100で、商品やサービスの基本的な収益力を表します。
安全性指標
自己資本比率
計算式は自己資本 ÷ 総資産 × 100で、借入金にどれだけ頼らず経営できているかを示します。30%以上が目安とされ、比率が高いほど倒産リスクが低くなります。
流動比率
計算式は流動資産 ÷ 流動負債 × 100で、短期の支払能力を測ります。200%以上が理想とされ、100%を切ると危険信号です。
ITパスポート試験での出題ポイント
各指標の計算式、特にROE・ROA・自己資本比率が頻出です。また、指標が高いことや低いことの意味を問う問題もよく出ます。さらに、損益計算書や貸借対照表のどこから値を取るかを理解しておく必要があります。
過去問の典型パターン
- 「自己資本利益率を求める計算式はどれか」型
- 「自己資本比率が高いほど何が言えるか」型
関連用語
- 損益分岐点(損益分岐点(CVP分析))
- 経営戦略との関係(SWOT・3C・PEST分析の違い)
学習のコツ
各指標は「分子 ÷ 分母」を声に出して繰り返すと覚えやすいです。ROEとROAの違いは分母が自己資本か総資産かで区別できます。高い場合と低い場合の解釈もセットで暗記しましょう。
まとめ
計算式と分子分母の意味、さらに解釈を合わせて覚えれば、財務指標の問題は確実に得点できます。ストラテジ系を網羅的に演習するならストラテジ系まとめ、本番形式は模擬試験へ進んでください。