令和5年度(2023年)ITパスポート過去問の傾向と頻出論点
令和5年度公開問題100問を分野別・キーワード別に分析。セキュリティ11問・AI 7問・IoT 7問など、令和5年度の頻出論点をまとめます。
令和5年度試験の前提
令和5年度のIPA公開問題は100問で構成されています。試験形式は通年実施のCBT方式です。合格ラインは総合で60%以上、かつ各分野で30%以上という条件があります。IPA公開の100問サンプルを分野別・キーワード別に分析した結果を以下にまとめます。
分野別の出題分布(令和5年度)
| 分野 | 出題数 | 構成比 |
|---|---|---|
| ストラテジ系 | 35 問 | 35% |
| マネジメント系 | 20 問 | 20% |
| テクノロジ系 | 45 問 | 45% |
令和3年度以降、35:20:45の構成比は完全に固定されていて、令和7年度と令和6年度も同じ割合です。直近の分析として令和7年度や令和6年度もご確認ください。
令和5年度のキーワード別出題数
セキュリティは11問で、過去5年間で最も多く出題されました。AIは7問で令和7年度と並ぶ最多タイ、IoTも7問で平成3年度から令和5年度の中で最多となります。プロジェクトマネジメントは3問で例年並み、認証も3問でMFAやSSOに関する問題が見られました。暗号、クラウド、個人情報、RPAはそれぞれ1問ずつです。一方、アジャイルとBCPは0問でした。
令和5年度の特徴
セキュリティが過去 5 年で最多
11問のセキュリティ出題は令和3年度から令和7年度までで最も多い結果です。この時期はサイバー攻撃の手口が高度化しており、それに合わせた出題が増えたと考えられます。出題内容はマルウェアの種別、暗号化、認証手段に集中しています。
AI と IoT が同時に高水準
令和5年度はAIが7問、IoTが7問と、合わせて14問に達しました。「AIを活かしたIoT」のような複合問題も増加しています。対策としては、AI・機械学習の基礎やIoTとはのページが役立ちます。
図表問題:2 問
図表問題は2問で、令和3年度の2問と同水準です。文章中心の出題傾向は変わりません。
アジャイル系が 0 問
令和5年度はアジャイルに関する単独問題は1問も出題されませんでした。令和7年度では1問出ているため、年度によるばらつきがあると言えます。
令和5年度の頻出論点 TOP 5
1番目はセキュリティで11問、過去5年で最多です。対策としてはサイバー攻撃の種類まとめ、暗号化の基礎、認証と認可の違い、ファイアウォール・WAF・IDS/IPSを押さえてください。2番目はAIで7問、機械学習や生成AIが中心です。対応するにはAI・機械学習の基礎を学習しましょう。3番目はIoTで7問、LPWAやエッジコンピューティングが出題されました。IoTとはのページが参考になります。4番目はプロジェクトマネジメントと認証で各3問です。プロジェクトマネジメントはPMBOK・WBS・ガントチャート、認証は認証と認可の違いで対策できます。5番目は会計・経営戦略で10問前後出ました。損益分岐点やSWOT・3C・PESTの理解が必要です。
令和5年度の学習優先順位
セキュリティ、AI、IoTの3分野で25問が出題されているため、これらを確実に押さえれば合格に大きく近づけます。マネジメント系はプロジェクトマネジメントとSLAを中心に学習するとよいでしょう。ストラテジ系では経営戦略フレームワークを完成させることが重要です。
令和7年度・令和6年度との比較
| 項目 | 令和5 | 令和6 | 令和7 |
|---|---|---|---|
| セキュリティ | 11 問 | 8 問 | 9 問 |
| AI | 7 問 | 5 問 | 7 問 |
| IoT | 7 問 | 2 問 | 1 問 |
| プロジェクト | 3 問 | 6 問 | 6 問 |
| 図表問題 | 2 問 | 3 問 | 0 問 |
まとめ
令和5年度はセキュリティ、AI、IoTのテクノロジ系3大論点が高水準でした。令和7年度との比較は令和7年度(2025年)過去問の傾向と頻出論点をご覧ください。過去5年のトレンドは過去5年(2021-2025)の出題傾向まとめで確認できます。令和5年度の全100問は2023r05 過去問ページで確認可能です。本番形式で力試しをするなら模擬試験を利用してください。