令和元年度・平成31年度(2019年)ITパスポート過去問の傾向と頻出論点
平成31年度春期と令和元年度秋期の過去問200問を分野別・キーワード別に分析。セキュリティ10問・プロジェクト8問・IoT 7問など、2019年度の頻出論点をまとめます。
平成31年度・令和元年度試験の前提
2019年は元号改正の年であり、上半期(春期)が平成31年度、下半期(秋期)が令和元年度として実施されました。春期試験は100問で、試験コードは2019h31hです。秋期試験も100問で、試験コードは2019r01aとなります。合計200問が分析対象となります。
分野別の出題分布(2019 年度)
| 分野 | 春期 + 秋期 | 構成比 |
|---|---|---|
| ストラテジ系 | 70 問 | 35% |
| マネジメント系 | 40 問 | 20% |
| テクノロジ系 | 90 問 | 45% |
35:20:45の構成比は2019年度の春・秋を通じて維持されました。この割合は令和3年度以降の通年試験でも同じバランスが続いています。
2019 年度のキーワード別出題数
セキュリティは10問出題され、2019年も最頻出分野でした。プロジェクトマネジメントは8問で、過去5年間で最多の出題数です。IoTは7問と高水準を記録し、令和3〜7年度の高水準と同等となっています。暗号は4問出題され、過去5年で最多でした。アジャイルも4問で、過去5年最多を記録しました。AIは3問と比較的低く、生成AIが普及する前の状況を示しています。RPAは2問で、黎明期でした。認証は2問、個人情報は1問、クラウド・BCPは0問でした。
2019 年度の特徴
CBT 通年化前の「春・秋」体制
2019年度までは年2回(春期・秋期)の固定試験として実施されていました。2020年はCOVID-19の影響で10月のみの実施となり、特殊な年度でした。2021年から通年CBT化されました。
プロジェクトマネジメントが多い
プロジェクトマネジメントは8問出題され、過去5年で最多となります。WBS、PERT、ステークホルダー、リスク管理が中心の出題でした。対策としては、PMBOK・WBS・ガントチャートやアジャイル開発とスクラムを学習するとよいでしょう。
暗号・アジャイルが過去 5 年最多
暗号は4問出題され、公開鍵・共通鍵・ハッシュの基礎が出題されました。アジャイルも4問で、スクラム、XP、ペアプロが中心です。対策は暗号化の基礎とアジャイル開発とスクラムが役立ちます。
AI が少ない
2019年度のAI関連問題は3問にとどまりました。生成AI(ChatGPTは2022年公開)以前の時代であり、機械学習の基礎が中心でした。
IoT は早くから頻出
2019年度からIoTが7問と多く出題され、トレンドが定着していたことが分かります。
2019 年度の頻出論点 TOP 5
- セキュリティ(10 問) — 例年通り最頻出
対策としてはサイバー攻撃の種類まとめと暗号化の基礎を学習すると確実です。 - プロジェクトマネジメント(8 問) — 過去 5 年最多
対策はPMBOK・WBS・ガントチャートが中心的です。 - IoT(7 問) — トレンド定着
IoTとはのページで基礎を押さえましょう。 - 暗号・アジャイル(各 4 問) — 過去 5 年最多
対策は暗号化の基礎とアジャイル開発とスクラムの両方が重要です。 - 会計・経営戦略
過去問演習としての価値
試験形式は春・秋固定から変わりましたが、出題傾向は現在も応用可能です。200問の演習量を確保できるため、十分な対策が行えます。ただし古い時事問題(旧法令名など)には注意して読み替える必要があります。
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まとめ
2019年度は「PM・暗号・アジャイル」が過去最多出題となった年度です。200問という十分な演習量が確保できます。平成31年度春期は2019h31h 過去問ページ、令和元年度秋期は2019r01a 過去問ページで確認可能です。本番形式で力試しするなら模擬試験をご利用ください。