令和4年度(2022年)ITパスポート過去問の傾向と頻出論点
令和4年度公開問題100問を分野別・キーワード別に分析。セキュリティ7問・IoT 6問・認証4問など、令和4年度の頻出論点をまとめます。
令和4年度試験の前提
令和4年度(2022年)のIPA公開問題は100問で構成されています。試験形式は通年実施のCBT方式が採用されています。合格ラインは総合得点で60%以上、かつ各分野で30%以上を取る必要があります。
分野別の出題分布(令和4年度)
| 分野 | 出題数 | 構成比 |
|---|---|---|
| ストラテジ系 | 35 問 | 35% |
| マネジメント系 | 19 問 | 19% |
| テクノロジ系 | 46 問 | 46% |
令和4年度は珍しくマネジメント系が19問、テクノロジ系が46問と、例年とは異なる配分になっています。他の年度(2021/2023/2024/2025)ではすべて35:20:45の割合で出題されています。
令和4年度のキーワード別出題数
セキュリティは7問出題され、例年並みの水準です。IoTは6問と高水準であり、認証は4問出題されて過去5年で最多となりました。プロジェクトマネジメントは3問、AIは2問と過去5年で最少でした。個人情報は2問、暗号とクラウドは各1問にとどまりました。一方、RPA、アジャイル、BCPは0問でした。
令和4年度の特徴
IoT が増加トレンド
令和4年度のIoT出題数は6問で、令和3年度の1問から急増しています。スマート家電や産業IoT、LPWAが頻出テーマです。対策としては、IoTとはの記事を参照するとよいでしょう。
認証問題の最多年度
認証分野ではMFA、SSO、OAuth、生体認証が出題され、過去5年で最多の4問を記録しました。これは在宅勤務の拡大に伴う認証強化のトレンドを反映したものと考えられます。対策として、認証と認可の違いを理解しておくことが重要です。
AI は底(2 問)
令和3年度は4問、令和4年度は2問とAIの出題が少なかったですが、令和5年度以降は急増しています。生成AIが普及する前の時期だったため、試験でのAI関連問題が少なかったと言えるでしょう。
図表問題:6 問
図表問題は過去5年で最多の6問出題されました。これは令和7年度の0問と対照的です。グラフや図解を読み解く問題が中心でした。
令和4年度の頻出論点 TOP 5
- セキュリティ(7 問) — サイバー攻撃、暗号、認証。対策としてサイバー攻撃の種類まとめや暗号化の基礎を学習するとよいでしょう。
- IoT(6 問) — 構成要素、通信規格。対策としてIoTとはを確認してください。
- 認証(4 問) — 過去5年最多。対策として認証と認可の違いを押さえましょう。
- プロジェクトマネジメント(3 問) — 対策としてPMBOK・WBS・ガントチャートが役立ちます。
- 会計・経営戦略(10 問前後) — 対策として損益分岐点やSWOT・3C・PESTを学習しておくと安心です。
令和4年度の学習優先順位
セキュリティ、IoT、認証を合わせると17問に達するため、この3分野を確実に押さえることが重要です。分野配分が他年度と異なり、マネジメント19問、テクノロジ46問である点に注意しましょう。また図表問題が6問あるため、図解問題の対策も必要です。
過去年度との比較
| 項目 | 令和4 | 令和5 | 令和6 | 令和7 |
|---|---|---|---|---|
| セキュリティ | 7 | 11 | 8 | 9 |
| IoT | 6 | 7 | 2 | 1 |
| AI | 2 | 7 | 5 | 7 |
| 認証 | 4 | 3 | 3 | 2 |
| 図表問題 | 6 | 2 | 3 | 0 |
関連記事
関連記事として、令和5年度過去問の傾向と頻出論点や令和6年度過去問の傾向と頻出論点を参照すると、年度ごとの違いが把握できます。また令和7年度(2025年)過去問の傾向と頻出論点や過去5年(2021-2025)の出題傾向まとめも併せて確認するとよいでしょう。
まとめ
令和4年度はIoTと認証が高水準だった一方、AIは底となりました。図表問題が6問と多めで、分野配分もやや異なっています。令和4年度の全100問は2022r04 過去問ページで確認可能です。本番形式で力試しをするなら模擬試験を活用してください。